24/11/27
車の慣らし運転パート3。後方が見やすいミラーも買い整え、今回は東名を使って磐田市の香りの博物館まで。
CR-V時代のETCを持ち越して使い続けていたが、さすがに時代遅れになって、もうじき使えなくなりそうなので新しくした。位置が変わった事も含めて、チェックを兼ねて焼津ICから東名へ。しかし、入ったとたんにこんなに上り坂だったっけ…と、いささか不安に。「高速も問題ありませんよ」との事だったし、周りに同じような軽自動車がバンバン走っていくが、ものすごし久しぶりの東名下り、とりあえずは追い越しなど考えずに80Km走行。幸い空いていて助かった。途中、あまりに遅いトラックを何も居ない所で追い越したが、バイパスで行った方が早くないかというほどのんびりと走った。それもほとんど上り坂を意識した走り。もう少し踏み込みやすいシートポジションを探す方が楽かもしれない。
もちろん、カーナビの案内もチェック。TANUKIが目的地設定はすんなりとしたのだが、細々とした設定は紙の取説が無いので手探りのまま。ナビ画面だけでなく、手元の画面でも曲がり角などの指示は出るので分かりやすい。もっとも、道路が錯綜しているとどれに入るの?になるのだが。
無事に香の博物館に到着。現在、リトさんの『リト@葉っぱ切り絵展』をやっている。切り絵のストーリーに合わせてチーズの匂いやシチュー、コーヒー、紅茶にイチゴなどの香りが楽しめるようになっていた。ごく小さな1枚の葉に作られている切り絵とそれを拡大した写真で彼の世界を楽しんだが、ものすごく細かい作業に驚きもした。また、初期の細かいイラストやお母様の刺繍作品もあって、小さなスペースに盛りだくさんの企画だった。
博物館を出たら昼、近くにあるハンバーグレストランさわやかへ。ちょうど昼時だし待たされるかと思ったが、すんなり案内された。
食事の後、帰り道はR1バイパスで行こうと思ったのだが、まず自宅設定がなかなかできない。ようやく自宅へのルートを出してスタートしたのだが、ナビに「東名を通ろう」と散々言われた。一切無視してR1をひた走ったが、掛川あたりまで「東名…」とその度にルート計算をしていた。通り超しても反応が遅くてまだ東名方向への案内が出ていたが、じきにあきらめてルート計算をし直していた。うるさいので案内を消そうかと思ったのだが、そのボタンがどれだか分からず、ずっとナビのおしゃべりに付き合っていたが、自宅付近は幹線道路より生活道路、渋滞しない道など、慣れた道に行くが、距離的には遠いのか出来るだけ幹線道路に行く案内をするようだった。
24/11/25
しばらくぶりで長編小説の一気読みをした。『ひそやかな花園』(角田光代著/講談社文庫)、10年以上前だと思うが『毎日新聞』日曜版で連載していたと思う。読んだり読まなかったりで全体像が気になったままタイトルも忘れていたのだが、たまたま本屋で時間つぶしをしていて出会えた。
家族とは何かが大テーマなのだが、人工授精、しかもドナーの精子を使って生まれた子供達とその親との物語だ。つまり父親と子供の間に生物学的なつながりはない。幼い子供達を持つそんな家族7組、夏の数日を仲間の別荘で何シーズンか過ごしていた。
大人達の都合でこの集まりは数年で終わるが、子供達にとっては学校とも親戚とも違うこの友達のコミュニティはキラキラとした思い出として残っている。お互いの連絡先も分からないままバラバラになった子供達は、成長した後「あれは何だったのだろう」と探り始める。
夫が亡くなった後で夫との絆を確実にするために(他人の精子でだが)生まれた波留はミュージシャンになっている。母から自分が生まれた事情はきちんと聞かされているが、自分の目の病気から実の父の病歴を知りたがっていた。
1番のお姉さんだった樹里は結婚して自分が卵巣嚢腫になり妊娠できるかに不安を感じている。彼女の両親は不妊にさんざん悩み最後の手段として人工授精で授かった娘だが、父親は娘とのつながりの不安から離婚してしまった。母とも夫とも良い関係の彼女はこの物語ではハードルの高い妊娠に関する探求役だが、父とも顔を合わせて話をする事で、心の中が一段落したようだ。
賢人の家庭も父親が「君は子供が欲しかっただけなんだ」と家を出ていくが、母はすぐに再婚をして妹もでき、表面上は普通の家族の中にいる。広告代理店に勤める彼とイラストレーターの樹里がまず再会する。
一方で雄一郎はキャンプが無くなって家庭が崩壊し始める。まず母が家を出ていき、中学卒業とともに父も居なくなってしまう。高校も別に行く義理は無いと中退をしてフリーターになっている。それでも何故か子供の時同様におおらかだ。
沙有美はこの物語の主人公なのだろうが、大人になってもあのキャンプのキラキラと楽しかった日々を大切に生きている。父親とのかかわりが全く出てこないのだが、母親はかなり恋愛体質の人らしく書かれている。家庭からスポイルされ、学校でもいじめにあって大人になっても人との距離感がつかめていないフリーター。雄一郎と沙有美は波留の音楽から探索を始める。
そして、別荘の提供者、弾の家族はごく普通のセレブ家族として過ごしてきたようだ。樹里と雄一郎があの時の別荘を探し出し、弾と連絡を取った。
もう1人、最年少の紀子は結婚して子育て中だが、夫のDV体質に戸惑っている。彼女は樹里のイラストが使われた器から樹里のホームページを探し出した。
波留のライブで再会を果たした子供達は別荘での日々は何だったのか、また波留の事情を聞いて生まれた病院(すでに無いのだが)の当時の状況などを調べ始めた。
結局、生物学的父を探す事は出来なかったが、弾の別荘に集まって今の自分達と同世代だった親たちにも思いをはせる。
ほんの一時すれ違っただけの共有した時間、幼顔と大人になった顔の間につながりは見つけづらく微かにそれぞれの呼び名を覚えているだけ、それでもそれぞれの心の空白の正体をつかむため、あまり気持ちの良くない話もしながら、7人は精子提供者のインタビューに行きつく。学生時代に精子提供をしていたという人が、「謝礼は出ても誰かの役に立つのならというボランティア感覚でやっていた」こと「精子を提供する事が父になるわけではない」「どう生まれたかではなくどう生きるか」「それが無ければやはり他人」ではないかと彼は語る。彼らにとってはそれが今の段階でのゴールになったようだ。
24/11/23
車の慣らし運転のために御前崎までドライブ。
好天の連休初日という事でかなり身構えたのだが、道路は心配なほど空いていた。
本日ここで試したいのは車の基本的な動き具合とカーナビやエアコンの使い方。
車そのものについては緊急ブレーキの効きまで含めて体験してしまった。また、スタート時は多少遅くてもスーパーの無人レジほど急かされないことは分かった。(何かに気を取られて信号が変わってしばらくスタートしないと知らせてくれるらしい)
エンジンは車だなぁと思う程度にスタート時に唸るが、坂道も無理をせず登るし、下り坂も軽くブレーキを踏むと、転がり落ちずに減速した速度で進むようだ。車幅感覚がまだいまいちつかめずにすり抜けが怖い。また、ずっとお守り代わりに使っていた大型のルームミラー(これが優れモノで、ただ前に走るだけなら、これだけをチェックしていれば不安なく走れた)が付けられず、バックミラーと右のサイドミラーをどの位の割で確認したらいいのか、まだ検討中だ。
現在ただ今の最大の問題はバックでの車庫入れ。まだ全然感覚がつかめていない。親切にタイヤの位置は表示されるし、ギアをバックに入れればナビに後ろの状況が映し出され、車の軌道も出るのだが、だからどう動くかがフィットとかなり違うらしくて感覚がつかめていない。
加減か分からないのでオートドライブなどは試していないが、世の中が慌ただしくなる年末前までに慣れてしまいたいものだ。
24/11/22
新しい車を買った。多分これが最後だと思う。
免許取り立てで買った中古の緑のシャレードから始まり、乗り継いだ白いシャレード。ここまではパワステも無いし、まだMC車だった。その後、遠出に使いたくて買ったC-RV 、この車では東北1周もしたし、キャンプにも行った。父が車高が高いC-RVに乗るのが大変になって乗り継いだフェディクス。さらに、もう大きい車でなくても良いねとTANUKIの定年退職時に買ったフィット。そしてとうとう軽に替えた。
最大の契機はフィットを点検に出したら、エンジンルームの配線をネズミか何かにかじられているという事で、きちんと修理をするとかなりの費用になるというところから、よもやま話に「買い替えは考えないの?」と聞かれ、今時の車の安全装備を色々と教えてもらってグラリと心が動いた。
軽でもNシリーズは目線が高くなるし、幅は狭いが高さがあるので狭くは感じないという事と、経費が安上がりになる事なども考えると、まだ頭が切り替えられ身体が反応する内に買い替えもありかなと思った。
前回は東日本震災の影響がまだ続いていて、様々な部品の調達に時間がかかり2月近く待たされたが、今回は2週間程度でご対面となった。基本的な説明を受けて、可愛らしいアレンジフラワーを記念に頂いてきた。ただし、マニュアルは本体の1冊、他はほとんどペーパーレスで2次元コードを読み取ってスマホで見るようになっている。
ガソリンを満タンにしてとりあえず岡部の玉露の里まで慣らし運転。忘れずに任意保険の代理店に車の変更を連絡。ガソリン代は高いが、しばらく車と仲良しになるべく乗り回したい。
24/11/18
兵庫県知事選は終わってみれば辞職して選挙に臨んだ前知事が返り咲いたようだ。
パワハラやら何やらでワイドショーぐるみで大騒ぎをしたが、県民の意思は知事続投だったようだ。思うに、遠くで見ると良い人だが近くにいる人ほどうんざりするタイプなのかもしれない。一緒に仕事をする人達は「もう嫌だ」と大騒ぎになったが、有権者は「それでも改革はやっているじゃないか」という事だったのだろうか。
2期目は知事も大人になって、一緒に仕事をする職員や議会と喧々諤々の話し合いを通じて県政を進めていかれたら如何だろうか。
24/11/15
午後から電気工事のために2時間ほど停電になった。
予告されていたから分かっていたが、いかにも冬が来るというどんよりした曇り空で家の中が暗い。湿気のひどい中に干した洗濯物も乾かず、と言ってエアコンも使えない…。
そろそろ大相撲の始まる時間だろうかと思いながら、結局は何もやる事なくソファでふて寝。
電気のありがたさがしみじみ分かった。
24/11/14
いつも買っている猫砂が売ってなかったので、同じおからを利用した別の店の『お茶の猫砂』を買った。静岡県産茶葉利用という事で、地産地消で良いじゃないかと思う。安かったし…。
それはともかく、お茶の消臭作用を期待したのだが、確かにある。猫トイレを置いてある玄関のたたきがどうしても臭くなるのだが、臭いを消しているのかお茶の香りで上書きをしているのかはよく分からないが、どこまで効くかはともかく、嬉しい。
色がどうしてこうなるという程の濃い緑で、砂粒の触った感じも違うので、猫がまだ慣れずに恐々と入っているようだが、使っているのでそのうち慣れるだろう。
後の問題は、1回の交換でどの位使えるかと、粒の形がどこまで崩れるか(周りが汚れるか)、これから使いながら検証していかなくてはならない。
24/11/7
TANUKIのダイエットの成果が出て、礼服の懐にスイカが入りそうなほどダボダボになったため、買い替えに行った。
建物の建付けのせいもあるが、以前使っていた紳士服店が店名が変わってまた紳士服店になっていた。
今時は生地の差などほとんど無いようで、「シングルとダブルとどちらにしますか?」と聞かれて、採寸してもらい、いくつかのサイズを試させてもらう。ほどほど良さそうなものの丈を詰めてもらい、早々に決定。
面白いのは服のベースで価格設定をして、名入れ、丈詰め、パーマネントライン、ウエストのすべり止め、お尻部分の補強など、すべてオプションとして価格設定されていた。「下取りもしますよ」との事だったが、いつお葬式が入るかなどと考えると、ホイと出しにくくてそれはご遠慮。
なかなか商売上手な店員さんで「Yシャツやネクタイなどは大丈夫ですか」とニコニコと言ってくる。そういえば「靴が…」と言えば「こちらに」と、いわゆる礼装用の靴が並んでいる所に案内された。サイズ以外選びようがないというのは逆に決定しやすく「礼服と一緒ですのでお値引きします」と言われれば、つい買ってしまった。
24/11/5
しばらくぶりに市役所まで用事で行った。普段なら簡単な手続きはコミュニティセンターで済ませられるのだが、本日は休み明けでお休み。
市役所は最近新築されたのだが、海の側の立地は変わらないので、1Fはかなり天井高をあげてフリースペースなどにしている。(以前の建物では1Fは駐車場だった)しかし、1Fに案内を置き、2Fは市民課なのでここも案内を置き、さらに全体の受付を置いている。至れり尽くせりと言えばもちろんそうなのだろうし、人がいるお陰で機械よりわかりやすい対応がしてもらえるのはありがたいが、もう少し使い勝手が良いやり方は無かったのだろうか。
ついでながらエスカレーターの位置と案内の位置がミスマッチに見えるのは何らかの意図があるのだろうか…。
24/11/1
今年も残り2月。来年の年賀はがきの販売が始まった。
ハガキの22円の値上げは大きい。我が家は生存確認のようにかなり大規模に親類縁者、今までいろいろとかかわりのあった人などに出していたので、この値上げはかなり痛い。
しかし、来年は巳年。巳年生まれとしては年賀状を作りたい。結局、大規模な年賀状作りはこれを最後にする事にした。後は細々と親類位に絞ろうと考えている。ここまで切ってしまうと、孤独死をして見つけてもらえない心配もある…。
さて、最後の挨拶、どんな文面にしたら良いものやら…。