ちょっとした感想   

25/6/30

   今年もあっという間に半年が過ぎた。
   新年早々に夫婦そろってコロナに罹りダウン。ただの熱の出る風邪程度で済んだものの、予定は大幅にカット。それでもHPのプロバイダーのシステム変更で、引っ越しには随分とエネルギーを使った。
   その代わり、2月は岡山で祖母・連島の叔父・日比の叔父のトリプルのお年忌。4月には天王寺の新教会のお披露目のお祭りに行った。
   その間、志太常磐松会の大先輩が2人も亡くなられお悔みに。
   また、台所の火元をガスからIHに変更した。
   そして6月にはTOPPOさんの姪御さんの結婚式とそのついでにTOPPOさんに久々に遊びに来てもらった。結局食い倒れシリーズになったが…。
   今年の後半はどんな年になるのか、とにかく元気で居れば何とかなるという年寄じみた発想に落ち着きそうだが、みんな無事に過ごせればそれが1番ありがたい。

25/6/27

   小泉米の話題一色だが、その前の農水大臣の時に出した備蓄米であろう物が我が家の食卓にもいよいよ上った。先月も見かけたが、一瞬山積みなされるが、それが無くなるとしばらく入らないので、タイミングが合わずに買えなかった。今回はそろそろ買っても良いころ合いだったので買ってしまったが、数日待てばそれよりまだ安い小泉米が市内にも出たようだ。ただ、朝からのんびり行列に並んでいる暇も体力もないが…。
   今日は今月食べてきた6年度産の鹿角産の秋田小町とのミックスになったが、特に味に変わりはなかった。
   今年も早くも関西までの西の地域が梅雨明けしてしまった。こちらも夏の暑さだし、米作に関しては厳しい年になりそうだ。今年はタップリあった備蓄米でしのいだが、この秋の収穫次第では来年の主食の心配をしなければならない。
     

25/6/22

   アメリカがイランを攻撃した。すでにイスラエルがパレスチナで虐殺を行い、周辺諸国を攻撃し、イランも攻撃している。ウクライナに攻め込んだロシアもその後ろにくっ付いている北朝鮮も戦争を止める気配はないし、かなり図々しく自国中心に動いている中国が紳士に見えてしまう世界情勢だ。
   後世の歴史家が第3次世界大戦認定をしそうな状況だが、すでに第2次世界大戦が終わって80年、他国に振り回される事なく、日本は日本として、独自にやるべき事を模索するべきではないだろうか。

25/6/17

   6/14のTOPPOさんの姪御さんの結婚式の帰り、TOPPOさんを焼津に誘った。
   お互いにバタバタと忙しく、一緒に遊ぼうと予定を立てたのは昨年春のやはりTOPPOさんの甥御さんの結婚式以来。その時は式場が静岡だったため、それなら家で合流しようという事になったのだが、お互いに風邪っぽい体調で十分には遊べなかった。
   今回は15日に昨年のプロ野球・横浜ベイスターズ優勝のお祝いでTANUKIのおふるまいのさわやかのハンバーグを食べに行く事から始まった。静岡で食べたいハンバーグ店という事で人気なので、11時前からお店へ。開店前なのだが、順番は19番目。それでも11時過ぎには座れ食事をする事が出来た。
   たっぷり食べた腹ごなしに林叟院へ紫陽花を見に行った。日曜日なので、結構お客さんが来ていて賑やかだった。朝までの雨で花も生き生きと見頃だった。そのまま玉露の里まで足を延ばしてお茶室で玉露を頂く。ちょうど外国人観光客の団体さんが入ったところで、広間ではお作法をレクチャーされながら皆さんお茶を楽しんでいたが、我々は小間を独占してゆっくりとお茶を楽しんだ。駐車場側の売店も外国からの観光客でにぎやかだったので、2グループに分かれての体験だったのかもしれない。
   16日は別の用事があるTANUKIを置いて2人で川根温泉へ。ちょうどツバメたちが子育ての最中だった。
   平日の昼間なので年配の人が少し居るだけで全体がのんびりとしていた。2Fの休息室はすっかり漫画の本棚に囲まれて漫画を読みながらくつろげるようになっていた。勢いでお昼にざる蕎麦と鰻丼のセットを食べてしまいウワバミ化した我々は、山を下りて島田のばらの丘公園を散歩。そろそろ終わっている花も多かったが、まだまだ遠目にはきれいで、一回りした後で食べたバラソフトはさっぱりして美味しかった。ただ、暑さで食べるそばから溶け出して、手がベタベタになってしまった。
   そして本日、梅雨明けのような暑さと青空に誘われて御前崎までドライブ。波は高く、遠くは霞んでいたがドライブ日和だった。ただ、なぶら館がお休みで、ゆっくりする場がなく灯台付近を散歩しただけでUターン。焼津まで戻ってマグロ茶屋でお昼にして、TOPPOさんを静岡駅まで送って今回は解散。相変わらずの食い倒れツアーとなった。

25/6/14

   午後、TOPPOさんの姪御さんの結婚式にお呼ばれ。今回は伊豆高原のワイナリーが会場。
   すでに入籍はとっくに済ませていたのだが、弟さん達の結婚式を経験して自分達もお披露目をする事にしたらしい。ご親族だけの内輪の式に仲間入りさせてもらった。
   「皆さんを証人に」という人前結婚式で、誓いの言葉と指輪交換のお式、その後はご馳走を食べながらの披露宴となった。
   新郎のお姉さんの乾杯の挨拶の後、新婦のお父さんの娘が生まれた時のエピソードなどの話。後は会場の参加者それぞれに自己紹介を兼ねたお祝いの1言メッセージ。そして新郎からは「11月に子供が生まれます」のサプライズ発言。
   次男家には3月に女の子が生まれていて、小さなプリンセスもこの日のもう1人のヒロインだった。
   天気予報は雨だったのだが、小雨で緑がより綺麗に見え良い結婚式だった。

25/6/10

   昨日の読書感想文の追記。
   タイトルになっている『皇后の碧』は蜻蛉帝が常に身に着けている皇后の瞳の色に似た宝石の連なったネックレスの事を指す。皇后も愛妾たちもナオミも後宮の高級宦官もみな緑色の瞳をしているほど蜻蛉帝にとって緑の瞳は好きらしい。
   「何故、私をお召しになったのですか」というナオミの問いに「知りたくば巣の宮に来て自分で答えを見つけよ」と蜻蛉帝に言われて、ナオミは先ずその謎を解こうとするのだが…。
   蜻蛉帝自身も100年前の戦乱の時代の織田信長的暴君と今の優しさや統治の方法の乖離もナオミを悩ませる。
   また、蜻蛉帝は蜻蛉の精霊であるのに、巣の宮は皇后イリスの蜂の精霊仕様の建物や産屋があったり、蜂の戦士が主力を務めていたり、謎が謎を呼ぶミステリー仕様になっている。さらにナオミ自身にもちょっとした秘密があったりして、心理劇としても面白い。

25/6/9

   阿部智里さんの『皇后の碧』(新潮社)を読んだ。
   作者が『好きなものを好きなだけ盛り込んだ』ファンタジーと紹介しているが、華やかな中に現代への風刺がトゲトゲと効いていて一時に数回も読み返してしまった。
   『八咫烏』シリーズの作者といえば小説だけでなく漫画やアニメにもなったので、この作者を知っている人は多いかもしれない。
   今回の世界は精霊の国。東西南北の地域に風の精霊・水の精霊・火の精霊・土の精霊が暮らしている。主人公のナオミは北の土の精霊の少女だが、火竜に国を襲われて孤児となり風の精霊・孔雀王に助けられ、彼の居城の鳥籠の宮で女官として育てられる。それぞれの精霊の差は人種に置き換えることもできるが、ナオミは孔雀王に大切にされるが、よそ者として仲間内でそれとない差別やいじわるも感じている。
   そこへ風の精霊の上位者、蜻蛉帝がやって来てナオミは「私の寵姫とならぬか」という誘いに乗る。立場上断れなかったというのもあるが、孔雀王の前の皇后を奪い取り自身の皇后としたり、気に入らない者は誰であれ粛正すると噂の蜻蛉帝である。ただしナオミには随分と優しいのだが…。
   蜻蛉帝の居城・巣の宮へ連れて来られたナオミは愛妾候補として皇后や愛妾たちに挨拶を済ませ、後宮の世話をする宦官長のジョウの指導のもとまじないの修行を始める。一方、孔雀王からナオミの侍女として付けられたアダは皇后・イリスの様子に不信をおぼえ探索を始める。ナオミ自身は「この城の中ではどこに行っても良いし、何をしても良い」とジョウからも、すでにいる寵姫のフレイヤやティアからもアドバイスを受ける。やがてそれが自分の行う事に覚悟と責任が伴う事だと学んでいく。
   ナオミはアダに頼まれて隠れ蓑を纏ってイリスの所在を探すうちに、創造手がただ美しくあれと命じたという神学を持つこの世界で、ジョウのように醜く老いたもの、ナオミの部屋付きの女官のように羽の欠けてしまったもの、戦士としてある蜂の精の中には戦いで手足を失ったものなどが多様に生き生きと生きている事、風の精とは違う火の精や水の精の寵姫、交易に来る土の精や山野の精などと平等に接している城の者たちを見て色々と思う事があった。
   この作者特有の最後のどんでん返しはこれから読む人のために書かないが、それも含めて初めの感想に返る。

25/6/7

   人生何十回目かの誕生日。この年になると元気で祝えたこと自体がめでたいのかもしれない。
   昼はせっかくなのでTANUKIと近所のインド料理屋さんへ。そろそろああいう重いものは食べたくても食べればギブアップしそうで、夢に見ないように…。
   昔、町の中にあった頃は何度か行ったのだが、R150沿いになってからは出入りがしにくいので行っていなかったのだが、昔同様インドから来た人たちで運営しているようだった。昔ほど我々が考えるインド風満載ではなく、あっさりと食堂化していたが、カレーのメニューや辛さの段階は残っていた。
   TANUKIが頼んだマトンカレー、私が頼んだほうれん草とチキンのカレーが巨大なナンとともに登場。ミニサラダとラッシー付き。せっかくなのでシシカバブも頼んでシェア。予想以上にお腹いっぱいになった。
   午後は家で食べすぎたウワバミのようにテレビの前でごろ寝。
   マーミ&ジュンちゃんが盛り花をもってお祝いに来てくれた。
   そういえばTANUKIめ、私に「おめでとう」とは言わなかったが、「俺は親父の年を超えた」とブツブツのたまっていた。

25/6/1

   昨年の6月も不安定な天気で開けたようだった。今年もすでに梅雨ではないかというお天気が続いている。
   晴れ間を見つけてようやく梅の木の剪定を終えたが、例年のようにアブラムシや毛虫に悩まされることはなかった。生態系の変化が人の暮らしにも影響しなければ良いのだがとつくづく思う。
   振り返ってみると昨年の6月にはコメの安売りが無くなって、米価がじりじりと上がっていったようだ。こちらはまだ田植えが終わっていない地域だが、今年の作柄はどうなるのだろうか。

5月    7月